韓国女子プロの強さの秘密はダウンスイング時のシャフト角度
昨シーズン同様、今年も韓国女子プロたちの強さに歯止めがかからない。
先週の国内女子ツアー、ヤマハレディースでは李知姫が鮮やかな逆転勝ち。
米女子ツアーの「ANAインスピレーション」では、リディア・コが逆転でメジャー2勝目を手に入れた。コは国籍こそニュージーランドだが、6歳までは韓国で育っており、両親は韓国人だ。他にも世界ランク15位の半分以上が韓国女子プロである。
韓国といえば、国を挙げてゴルフ選手の強化を行っていることで知られているが、強さの秘密はそれだけではない。彼女たちに共通していることは、スイングの完成度が非常に高いこと。
誤解を恐れずに言えば、型にはめているかのごとく、ヘッドの軌道はオンプレーンに近く、そして個性的な動きを徹底的に排除している。
韓国勢のコーチは個性を排除するティーチングをすることで、レベルアップを図っているのである。言い換えると、オンプレーンのスイングを身につけられない選手は、強化選手から脱落するシステムになっているのだと思われる。