闇カジノでリオ絶望…バド桃田賢斗に海外リーグ参戦計画
「自分が日本代表を引っ張っていかないといけない立場なのに軽率な行動を取ってしまって反省しています」――。
違法カジノ店での賭博行為が発覚したバドミントン男子シングルス日本代表の桃田賢斗(21=NTT東日本)が神妙な表情でこう話した。
8日、所属先の同僚である田児賢一(26)とともに都内で謝罪会見。同社の調査によれば、桃田は田児に誘われて14年10月から6回にわたって東京・墨田区内のカジノ店に出入りしていたという。
桃田は1回の賭け金が10万円で合わせて50万円ほど負けたことを明かし「いけないこととは分かっていたけど、入ってはいけないところに入る好奇心、楽しんでいる自分もいた」と当時の心境を振り返った。
NTT東日本の榊原明総務人事部長は2人の処遇について「社内調査を早急に終わらせ、厳正な処分を下す」とし、早ければ週明けにも公表するとした。日本バドミントン協会では10日に緊急理事会を開いて2人の処分を決めるが、「JOC(日本オリンピック委員会)に推薦できない」(銭谷欽治専務理事)としていることから、リオのメダル候補である桃田の五輪出場は絶望的だ。