「五輪金で全メジャー出場可」掲げたマスターズ委の焦り
「米国内はすでにゴルフ人口増は望めません。その点、旧共産圏などは五輪種目になると、国から支援を受けられます。それをきっかけに世界各国へゴルフ普及につながることも十分考えられます。その結果、米国メーカーのゴルフ道具の売り上げ増につながったり、ツアー人気が高まったりするのを後方支援するのが狙いでしょう」(前出の吉川氏)
リオ五輪でのゴルフ競技復活には、マスターズ委員会が中心になって世界ゴルフ団体が積極的に働きかけたのもある。メンツにかけて成功させなければいけないと、今ごろになって慌てているわけだ。