リオ五輪代表選考で騒ぐ日本女子ゴルフの“低レベル”
【ホンダLPGA】
リオ五輪でメダル獲得など、はじめから期待できないのは明らかだ。
日本の出場枠は2つ。今大会には、リオ五輪に近い世界ランクの上位3選手が出場したが成績はイマイチ。同40位の宮里美香(26)は通算1オーバー38位、同41位の大山志保(38)は通算5オーバー57位。今季1勝を挙げた同48位の野村敏京(23)は通算11アンダー5位と善戦したものの、勝ったL・トンプソン(21)とは9打差もあった。
各国の五輪代表候補は選手層が厚い。通算20アンダーでツアー7勝目を飾ったトンプソンは米国2番手で、国内1番手のS・ルイス、3番手のC・カーといずれもメジャータイトルを制している。韓国は出場資格の世界ランク15位以内(1カ国4人まで)に7選手もいて、3選手が今のところ出場できないなど、競争が激しい現状だ。
「米選手はいずれも実力者揃いで、ルイスは米ツアー通算11勝、14年には賞金女王のタイトルを獲得しています。3年前、最年少優勝記録をつくったトンプソンは21歳ながらすでに7勝です。韓国人選手にしても米ツアー通算17勝、メジャー7勝、12年と13年に2年連続の賞金女王で、世界ランク2位の朴仁妃(27)をはじめ、つわものばかり。そのため昨季、日本のメジャーで2勝を挙げ、初出場で全米女子オープンを制覇したチョン・インジでさえ、圏内に入っていないのです」(米ツアー記者)