世界の一流はドライバーもヘッドが上から入ってインパクト
4大メジャーの初戦マスターズは、最終日にスコアを5つ伸ばしたダニー・ウィレットが逆転でメジャー初優勝。
初日から最終日のフロントナインまでトップに立っていたジョーダン・スピースは、12番でまさかの池ポチャ2発。これで一気にスコアを落とし、完全優勝での大会連覇を逃し、2位で戦いの幕を閉じた。
今年のマスターズは例年になくスコアが伸びなかったが、出場選手が苦労したのがパッティングだった。
ピンの位置が厳しいこともあって、アイアンでいい位置につけても、それがカップに入らないシーンが何度もあった。
マスターズで勝つにはショットメークもさることながら、入れ頃のパットをいかに確実に沈めるかが鍵を握っていることが、今年も証明された。
本題に入ろう。ウィレット、スピースに限らないが、世界の一流プロはダウンスイングの軌道がほぼ同じだ。ダウンスイング前半ではクラブはフラットな角度で下り、ヘッドは低い位置から下りてくる。そして、ダウンの後半で、ヘッドはボールに向かって直線距離で下りてくる。ダウン前半では横振りに近いシャローな軌道、ダウン後半では縦振りに近いスティープな軌道を描く。これがオンプレーンな軌道で、今どきの世界基準のスイングなのだ。