岩隈の暴投が決勝点 ヤンキース田中“棚ボタ”で今季初勝利
この試合の前までともに白星がなかった日本人同士の対戦は相手のミスで田中が制した。
今季3試合目のマウンドで白星を手にした田中は「ようやく勝てた」と安堵の表情。前日には岩隈と長いイニングを投げると誓い合っていただけに「岩隈さんと僕の両方が七回まで投げることができて良かった」と話した。
田中は過去2戦とも球威がなく、変化球も切れを欠くなど精彩を欠いた。この日は直球の最速は150キロ近くをマークするなど、徐々に調子を上げてきたが、変化球は甘く入るなど本調子には程遠い。昨季終了後、右肘手術を受けた右腕の完全復調は、まだ先になりそうだ。
青木は4打数1安打1得点だった。
▽岩隈の話「(田中は)低めに丁寧に投げている、と思って見ていた。僕も低めにと思いながら、負けない気持ちで何とか七回まで投げられた。田中と投げ合えたことが楽しかった。また対戦したい」