ファンがっかり…国内男子開幕戦は日本人プロがミス連発
日本ツアーは昨季、賞金王の金の3勝を筆頭に、23試合中11試合で外国人プロに優勝をさらわれるなど、いいようにやられっ放しだった。今年もその傾向は変わりそうにないのが初戦でよくわかる。
同じく日刊ゲンダイ本紙で「グリーン黙示録」を連載中の作家・三好徹氏がこう言う。
「日本人プロから何が何でも勝つんだという、執念みたいなものが伝わってこない。外国人に簡単に負けても悔しがらない。だからテレビを見ていても日本人プロが勝てる気がしないのです。今大会は2位でも1300万円の賞金がでるんでしょう。『小成に安んずる』という言葉がありますが、わずかばかりの結果に満足しているようにしか見えない。何とかして試合を盛り上げようという姿も伝わってきません。ツアーを引っ張る牽引役もいなければ、志を持った選手もいない。開幕戦を楽しみにしていたファンからしてみれば、今年も同じかと、あきれられますよ」
見どころをしいて挙げるとしたら、近藤の本戦18番のバーディーパットぐらいなもので、あとは間延びしたダラダラとした例年の大会とちっとも変わらなかった。これでは「人を育む」をテーマに掲げて日本ツアー再興の旗振り役に就いた、青木功新会長も頭が痛いはずだ。