それは独自技術の結晶…パラ五輪選手を支える“相棒”たち
「カーボンは軽い分、壊れやすい材質です。その弱点を補うため、英国チームなどは強度が必要な部分にアルミ、軽量化するところはカーボンという“ハイブリッド車”を使い始めています。でも私の場合、前方で自転車を操縦する田中さん(競輪選手)の存在がある。彼女は上半身が強く、自転車をこぐ時に体を振らないタイプ。その上半身の強さがあるので、カーボンで軽量化された車体でも私たちは戦えるのです」
技術革新に加えて、選手に合わせてカスタマイズされた“武器”の戦い。それを見るのも障がい者スポーツの醍醐味である。今夏は五輪だけでなく、パラ五輪にも注目してみてはどうか。