品格どこへ…横綱白鵬「金刺繍名入りバスローブ」でご満悦

公開日: 更新日:

 支度部屋の風呂場から出てきた白鵬(31)の姿に、報道陣の目がテンになった。そこにいたのは純白のバスローブをまとった横綱。胸には「白鵬」と金色の刺繍が入っていた。

 初日に歴代1位タイの幕内879勝に並ぶと、人さし指で「ナンバーワン」。単独トップの880勝を達成した2日目は付け人と一緒にガッツポーズと、連日のようにマスコミに写真を撮らせている。

 が、横綱には品格というものがある。バスローブはもとより、自分のしこ名を金色で刺繍するに至っては……風呂上がりに着るものには規定がないからといって、何をしてもいいわけではない。

 もともとモンゴル人には「強い者は偉い」という考え方が伝統的にある。白鵬のダメ押しやヒジ打ちがやまないのも、「強いオレは何をしても許される」と勘違いしているからだろう。日本には「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がある。本当に強い者は謙虚であってしかるべき。横綱はそれを体現する存在のはずだったが、白鵬には何を言っても無駄か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…