Gドラ2重信は足でヤクルト山田超えが一軍定着の絶対条件
「ここから盗塁王を取れ」と言わんばかりに、今後は走りまくり指令が出ることが予想される。盗塁数はヤクルトの山田が12でリーグトップ。巨人で一番多いのは立岡の8だが、重信はキャンプの最初の実戦5試合で4盗塁と走りまくった。二軍でもこれまで14盗塁でリーグトップ。そんな韋駄天なら、追いつけない数字ではない。
原前監督時代、巨人はよく走った。昨季は99、14年は102でリーグトップ。それが高橋監督に代わってから、ピタッと止まった。この日の試合の前まで盗塁数はリーグワースト2位タイの16。他球団のスコアラーは「高橋監督はあまり動かない『横綱』野球をやる印象。代走の切り札、あの鈴木でさえ、いまだ1盗塁。『いつでも走っていい』と言われているというが、高橋監督の野球を見ているとスタートが切りにくいのではないか」と指摘している。
停滞しているチームに足でカツを入れる役割。まずは何としても塁に出ること。チャンスが何度もないのも、巨人の掟である。