連夜のバカ当たり 巨人・坂本の打撃好調に「2つの要因」
巨人の坂本勇人(27)が好調だ。
13日のヤクルト戦で逆転サヨナラ打を放ち、15日の試合も2安打。初回にフェンス直撃打を放つと3点目の決勝ホームを踏んだ。3打数2安打で打率.364。もっか首位打者で9本塁打もチームトップである。
ここ3年はパッとしなかった。13年の打率は.265、14年は.279、昨季は・269。今季の好調には2つの要因があるとみられる。
まずは「バット」である。メーカー関係者がこう言った。
「重心は先端にある物ではないから、完全な長距離用ではありません。グリップが細くなっていて遠心力が利くタイプ。坂本特有の中・長距離の絶妙なバランスといえます。でも、形状は昨年と一緒。今年は全く変えていません」
チーム関係者によれば、「これまでの坂本は、バットもグラブも毎年のように変更点があって試行錯誤が続いていた。特にこだわりが強いグラブは細かい要望が多く、しょっちゅう形が変化していた。バットはやっと自分の形が決まったんでしょう」と言う。