驚異の打撃力で脚光 巨人ドラ2重信はグラウンド外でも多才
新人が躍動している。巨人ドラフト2位の重信慎之介(22=早大)が好走塁でベンチ、スタンドを驚かせた。
18日、韓国LGとの練習試合の五回。右前安打で出塁すると、吉川の右翼右方向への飛球でタッチアップ。50メートル5秒7の快足を飛ばし、二塁を陥れた。
初の対外試合に「2番・左翼」でスタメン出場し、4打数3安打1打点1四球1盗塁の活躍だった。牽制死と走塁死の2度のミスはご愛嬌。高橋監督は「打撃もそうだし、一塁からタッチアップしたり、積極的なところが出てアピールしてくれている」とニンマリだ。紅白戦2試合を合わせると12打数8安打、打率.667と打ちまくっている。
早実から早大。子供の頃から習っていたという英語はペラペラで、プロ野球選手になっていなかったら、海外で働く夢があったという。趣味は読書とカフェ巡り。外出はシャツとジャケット着用が基本だという。およそプロ野球らしくない選手なのだ。当然、現段階のチームメートの評判はこうなる。ある選手がこう言う。
「かなり服装には気を使う“オシャレさん”みたい。宮崎でやった歓迎会の時に正装みたいな格好で来て、みんなに突っ込まれていた。まだよく知らないけど、雰囲気は“すかしてる”感じ。(捕手の)小林に似て今風。でも足はマジで速い。今年から捕手のブロックが禁止になるから、武器になるんじゃないか」