終盤戦見据え温存か ダルに再度「DLリスト」入りの可能性
右肘手術から復帰したばかりのレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が再び、戦列を離れかねない。
11日(日本時間12日)の練習中に右肩と首に張りを訴え、予定していた13日(同14日)のアスレチックス戦の登板を回避。この日のマリナーズ戦では球場に姿を見せず、チームと離れて本拠地テキサス州アーリントンに戻った。13日には精密検査を受け、今後についてはチームドクターの診断をもとに決める。
レンジャーズ・バニスター監督は「検査で無事を確認したい」と大事を取って登板を回避させたとしているものの、患部の状態が改善しない限り、再び故障者リスト(DL)入りする可能性もある。
指揮官が「将来もチームを支える投手。無理をさせたくない」と話す通り、肘の靱帯断裂が再発すれば元も子もないからだ。
チームはエース右腕を欠きながら開幕ダッシュに成功。2位マリナーズに5ゲーム差をつけてア・リーグ西地区首位につけている。マイナーには計算できる若手先発投手がひしめいているだけに、ダルが無理をする状況ではないのだ。
ダルの完全復活はポストシーズン進出争いが熾烈になる9月までお預けか。