小林怪我、阿部復帰未定 巨人“40歳正捕手”相川に激務不安
巨人の小林誠司(27)が22日に登録を抹消されたことで重要度が増すのが、相川亮二(39)である。交流戦開幕前は「慎之助は捕手」と言っていた村田ヘッドコーチは「現状は相川と実松の2人」と阿部の早期捕手復帰は諦めたのか、トーンダウンしている。
こうなると正捕手は相川だ。交流戦の最後の2試合もスタメンマスクをかぶった。リードや打撃面で定評があるが来月40歳。阿部より年上だ。そんなベテランが連日の激務に耐えられるのか。
「筋骨隆々で体が強いイメージがあるが、実はその逆。今年は開幕直前に腰痛を訴えて二軍スタート。FA入団1年目の昨年は、開幕直後の4月に右太もも裏を肉離れして離脱した。5月終わりに復帰したと思ったら、今度は7月終わりに試合中に左手を骨折してまた離脱。年齢的に仕方ないとはいえ、実は阿部以上に故障がちです。実松も控えているが、肩に不安があろうが、阿部がスタンバイするしかなくなる緊急事態になる可能性はある」(チーム関係者)
その阿部は昨23日、キャッチャーミットを着けて練習を行った。相川が離脱した時のための準備かもしれないが、6ゲーム差で広島を追う巨人の扇の要が40歳では、不安は尽きない。