フレッシュ球宴で154km連発 高橋純平はSB二軍で確実成長
ネット裏がどよめきの声に包まれた。
14日のフレッシュ球宴(倉敷)。ウエスタン先発の高橋純平(ソフトバンク)が自己最速を2キロ更新する154キロを連発した。
「高校ナンバーワン右腕」と呼ばれた高橋は、昨秋ドラフトで3球団の競合の末、ホークスへ1位入団。この日は同期のオコエ(楽天)に二塁打を打たれたが、4番の岡本(巨人)には全球ストレート勝負で5、6球目に154キロを連発。最後は150キロで空振り三振を奪い、「二軍にいるときより楽に投げられた。前半はスタートが遅れたが、早く一軍に食らいつけるようにしたい」と、笑顔を見せた。
高校3年の夏に左太もも裏を痛め、高1のときには左足甲を骨折した。将来性を心配して撤退した球団もあったが、高橋を追いかけ続けた中部地区担当スカウトは「ケガは重症ではなく、高校時代のトレーニング不足はプロで鍛え直せば全く問題ない」と言っていた。まだまだ発展途上も、この日は心配された左足でしっかり踏ん張って投げていた。着実に成長しているのは、ホークスに入ったことがプラスになっているのだろう。