ハム猛追も焦りなし ソフトB“王者の余裕”いつまで続く?

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 2位日本ハムに猛追されているソフトバンク。一時期は最大11.5ゲーム差と突き放していたが、日ハムが15連勝と破竹の快進撃を見せ、その差は5ゲームに縮まった。

 しかし、ソフトバンクに焦りはない。12日のロッテ戦では、カニザレスと福田を一軍昇格。ともに1カ月以上出番のなかった選手だけに、主力がバテてくる後半戦に向けた戦力の底上げという意図があるのだろう。

 まるで優勝したチームが、来季に向けて若手を試しているような印象すらある。日ハムが後ろから迫っているのに、気にするそぶりすらない。

 ある球団OBは「さすがに工藤監督やコーチ陣は心配していますよ」と、こう続ける。

「でも、それを表に出しては選手が動揺するし、まだまだムチを入れる時期でもない。工藤監督も一貫して、『目標は優勝』と話していますからね。少なくとも、いまの時期に首位を死守する必要はないと考えている。もっとも、これが3ゲーム、2ゲームと僅差になれば、そうも言ってられず、動揺もするでしょうが……」

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