男子7人制ラグビー “大物食い”は試合開始15秒で決まる
リオ五輪で「大物食い」を期待されるのが、男子7人制ラグビーの日本代表だ。
29日に事前合宿地のブラジル・サンパウロに向けて出発した日本はニュージーランド、英国、ケニアと同組の予選プールC。いずれも強敵で、世界ランキング14位の日本は8月9日の初戦でいきなり同3位のニュージーランドと対戦する厳しい日程が組まれた。
昨年のW杯(15人制)では、南アフリカを倒して世紀の番狂わせを演じた。リオでは7人制代表によるジャイアントキリングを期待されるが、関係者によれば「勝敗の行方は試合開始わずか15秒ほどで決まる」と言う。
瀬川ヘッドコーチが「最初にスコアを奪うこと」と話すように、前後半合わせてたった14分(15人制は80分)と試合時間が短い7人制は、先制点を奪った方が有利に試合を進められるからだ。
体格、スピードで上回るニュージーランドにキックオフ後の最初のプレーで主導権を握られれば防戦一方。逆に先手を取れば、焦る相手のミスを誘って得点を重ねて逃げ切ることも可能だ。大物食いの再現は最初の15秒が勝負だ。