ラグビー19年W杯 「日本8強」は11月までの3試合で決まる
来年5月に望みは絶たれるか。
19年の自国開催となるラグビーW杯で、史上初の8強入りを目指す日本代表。昨1日は、昨年W杯後、初の代表戦となる11日(日本時間12日)のカナダ戦(バンクーバー)のメンバー25人が発表された。SH田中史朗(ニュージーランド・ハイランダーズ)ら昨年のW杯代表の他、故障したFB五郎丸歩に代わるプレースキッカーとして松田力也(帝京大)らの若手も名を連ねた。
カナダ戦以後は、昨年大会で惨敗したスコットランドとの2試合(18、25日=日本)の他、11月には敵地でウェールズとの対戦も組まれている。この3カードは、単なる親善試合という位置づけではない。今年のテストマッチの結果が、19年W杯の明暗を大きく左右するからだ。
19年大会には、昨年のW杯で1次リーグ各組3位以内に入った12チームの出場が決定(残り8枠は大陸別予選の勝者)。来年5月の組み合わせ抽選は、今年のテストマッチの戦績を基にした世界ランキングによって組分けが行われる。
19年大会は開催国となる日本(昨年大会はB組3位)は、ニュージーランド、豪州、南アフリカの強豪3カ国と1次リーグで同組に入るのを避けるには、来年5月の時点で最低でも世界ランク8位以内に入っていることが必須だ。開催地特権はないものの、ランキング上位につけていれば、比較的、楽なグループに入る可能性もある。