「強化が1年遅れた」 ラグビー代表にエディー前HCが苦言
ラグビー界の名将が日本代表にダメ出しである。日本代表前ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ現イングランド代表HCが1日、東京・秩父宮ラグビー場でのスーパーラグビー(SR)・サンウルブズの練習を視察。スタジアムを離れる際に取材に応じたジョーンズ氏は先のスコットランドとの2戦について「2戦目は勝てる試合だった」と相手をノートライに封じながらPGの差で落とした試合に表情を曇らせた。
サンウルブズのメンバーで自らの教え子でもあるCTB立川理道、SO田村優らについては「立川は国際レベルの選手に成長した。田村もプレーが安定してきた」と評価しながらも、日本代表については苦言も忘れなかった。
今年1月に日本代表HC就任が決まったジェイミー・ジョセフ氏が、現在も指揮を執るSRハイランダーズとの契約で合流できないことに関して、
「19年W杯への強化が1年遅れてしまった。チームを一からつくり直す必要があるので、時間は大切だ」と批判。要するにチームづくりが遅れるような人選をして、契約を結んだ協会に問題があるということだ。