摂津は4カ月も2軍調整 他球団羨むソフトBの徹底体調管理
3日の西武戦で4カ月ぶりの1軍復帰を果たす、ソフトバンクの摂津(34)。今季は3試合で0勝2敗、防御率9.42。7失点した4月7日のロッテ戦を最後に、登録を抹消されていた。2軍で6勝負けなし、防御率1.87と好投を続けての昇格となった。
夏場の暑い時期にエースの復帰は頼もしい限り。それにしても、ソフトバンクは次から次に2軍から選手が上がってくる。もちろん、豊富な戦力あってのことだが、理由はそれだけではない。
球団OBは「球団が一番恐れているのがケガです」と、こう続ける。
「無理をさせてケガでもしようものなら、球団も現場も選手も、誰も得をしない。しかも、程度によっては年単位の離脱というケースもあり得る。だから、近年のソフトバンクは徹底的に選手の体調を管理している。『疲労がたまってきた。そろそろ危ないぞ』と見た選手は、躊躇せずに2軍に落とす方針を取っている。2軍で鍛えられた選手が代役として昇格し、その間に抹消された主力は、じっくりと筑後のファーム施設で調整をする。これは内川だろうが柳田だろうが、変わりません」