早実戦“清宮対策”の反響は? 八王子・安藤監督に聞いた
11日登場の八王子(西東京)は春夏通じて甲子園初出場。西東京大会準々決勝では清宮幸太郎擁する早実を下し、甲子園切符をつかんだ。就任10年目の安藤徳明監督(55=体育科教諭)に甲子園に至るまでの苦労話や早実戦について聞いた。
――過去に苦しいときもあったのではないですか?
「ここまで長かったですね。夏の予選を3年連続で初戦敗退したときは苦しかった。春に関東大会に出場したにもかかわらず敗れた年もあり、『このままでは終われねえぞ』と自分で尻を叩いてやってきました」
――八王子市から甲子園に出た高校は皆無でした。
「『八王子から甲子園に出てほしい』という声は耳に入っていました。今年の予選、早実に勝ったあたりから地域の盛り上がりを肌で感じました。一般の人がウチの生徒に近寄ってきて『頑張ってな!』と声をかけてくれた。そんなことは今までありませんでした」
――清宮との対戦では、左翼手をかなり中堅寄りに守らせるなど極端なシフトを敷いていました。