オコエも輩出した関東一・米沢監督に聞く選手集めの極意

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 10日に登場する関東一(東東京)は2年連続7回目の出場。昨年はオコエ瑠偉(現楽天)を擁してベスト4。全国区の強豪校をつくり上げたのが米沢貴光監督(40=学校職員)だ。00年に就任して16年目で春夏8回目の出場。帝京、二松学舎大付、修徳などの強敵がひしめく中で実績をつくった同監督に、主に選手集めに関して聞いた。

――優秀な生徒を集めるだけでも大変ではないですか?

「生徒集めに力を入れるというより、当初から一年一年が勝負であり、今いる子たちを大事にする気持ちが強いですね。甲子園に届かないところからベスト8になり、少しずつ力をつけてきたから今がある。子どもたちと一緒に考えたり、話を聞いたりしながらやってきた積み重ねであり、それが今の代に生きているのではないかと」

――生徒集めのためにグラウンドそっちのけで挨拶回りに駆けずり回る人もいます。

「これまで生徒を勧誘するという意識はないですね。冬場になって挨拶回りのために外にバンバン行くということもない。中学時代の結果で入学校が左右されることもありますし、場所柄もあります。帝京さんは埼玉に近いので埼玉の子が多いというのもありますしね」

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