「4番」でチーム牽引も…巨人に“脱・阿部依存”のジレンマ

公開日: 更新日:

 この人が4番に座って潮目が変わった。巨人阿部慎之助(37)である。

 11日のDeNA戦で、巨人は追い上げ及ばず4-5で敗れた。高橋由伸監督(41)は「何とか追い上げたけど、前半に相手を攻略できずに、1点でも少なく抑えなくてはいけないところで取られて、こういう結果になったんでしょう」と淡々。この日4タコに終わった阿部の連続試合安打は、球団歴代4位タイの23でストップしたものの、打線のど真ん中でチームを牽引しているのは、紛れもなくこの男である。

 連敗中だった先月24日のDeNA戦から4番に入ると、チームはその後11勝3敗。首位の広島を猛追する原動力となっている。坂本の3番はそのままだが、4番に阿部が入るや、打率は.313から.340に急上昇、リーグトップに立つのだから、まさに相乗効果である。それまで4番を張った長野は1番に回っている。

 阿部は4番の14試合で打率・333。内田打撃コーチに打順を組み替えた意図を聞くと、返答はこうだった。

「監督は長野の4番にこだわっていました。4番育成の意味? そうでしょうね。でも長野は淡泊というか、あっさり凡退する打席があるでしょう。私はこれまで、打順のことは口を出さないようにしていたんですが、あまり固執しない方がいいんじゃないかと。4番はやっぱり打つべき人が打った方がいいんじゃないかと監督に言ったんですね。阿部の4番? そうです。長野は4番タイプじゃありませんからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!