山崎裕之氏が指摘 戦力充実なソフトBに「足りないもの」
とうとう形だけの首位と成り果てた。
ソフトバンクは、18日の西武戦に負けて3連敗。0.5ゲーム差の2位日本ハムが勝ったことで首位転落かと思われたが、勝率ではかろうじてソフトバンクが1厘上。これにより、「マイナス0.5ゲーム差の首位」という珍事となった。
それでも日ハムに最大11.5ゲーム差をひっくり返されたのは事実。最大の要因はやはり、打線の低迷だろう。オフに昨季31本塁打の主砲、李大浩がメジャー移籍。4番に巧打者の内川を据え、つなぎの野球にシフトした。前半戦は結果が出ていたものの、もっかチーム打率.257はリーグ3位だ。
評論家の山崎裕之氏は「運もあります」と、こう話す。
「打者には調子の波というものがある。年間を通じて好調を維持している選手なんて、極めてまれなケースですから。ソフトバンクは夏頃から、主力のほとんどが調子を落としている。こればかりは仕方がないと言えば仕方がない」
しかし、だからといって「打てないから勝てません」では常勝球団には程遠い。