ジャイアンツ打撃陣が声揃える マエケンは攻略し難い投手
今季、主に主軸を打つクロフォード遊撃手(29)は「ドジャースとの戦いはいつでもビッグシリーズだ。8月だろうが9月だろうが4月だろうが、どんな試合でも対戦相手が誰でももちろん勝ちたい」とライバル意識をあらわにする。前回は前田から左前打を放っており、「効果的に荒れ気味だったと思う。オフスピード・ピッチ(緩い球)でストライクを取り、タイミングを外して打者のバランスを崩してきた。制球は彼自身が意図していたように良くはなかったかもしれないけど、効果的なピッチングだった」と振り返る。
ジャイアンツの各打者とも前田は攻略し難い投手との印象で一致。不動のリードオフマンでベテランのスパン中堅手(32)は「いいピッチングだった。タイミングを外し、球種も豊富で内外角にきっちり投げてきて感心した。4月の経験を生かしたい」と無安打に抑えられたルーキー右腕を持ち上げた。
両軍による直接対決は9月終盤にも6戦組まれている。前田が9月30日からのサンフランシスコでの今季最終戦で登板すれば、地元ファンから激しいヤジが飛びそうだ。
(聞き手=米国在住ライター・高木瑞穂)