投打“真っ向勝負”で5位低迷…金本阪神「選手任せ」の弊害
金本監督は就任当初から野手には「強く振れ」、投手には「速球で勝負しろ」と言い、キャンプではウエートトレを導入した。基本を徹底して個をレベルアップさせるのには熱心でも、それを組織として生かす方法論が見えてこない。投手を見ても、チーム993奪三振、446与四球はともにリーグ最多。投打において監督が好む「真っ向勝負」を挑み、その結果が5位低迷である。
1点差試合は14勝18敗で延長試合も3勝5敗3分け。8度のサヨナラ負けはリーグワーストだ。接戦での弱さは決して選手のせいだけにすることはできない。