阪神ヘイグ飼い殺し解雇へ…広島の助っ人起用法と正反対

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 阪神の助っ人の起用法と対照的なのが広島だ。新助っ人については、フロントから現場に対し、「開幕から100打席は継続して使って欲しい」との要望が出るのだという。それでダメなら起用は現場の判断に任されるが、100打席未満で評価を下さないというコンセンサスが球団と現場にはある。駐米スカウトが3年程度の長いスパンで調査し、オーナーも自ら確認した上で獲得のゴーサインが出る。過去に多くの優良助っ人が誕生している背景にはスカウトの眼力はもちろん、使い方にも秘密があるのだ。スポーツライターの駒沢悟氏もこう言う。

「広島は、助っ人の二軍行きを降格ではなく、調整、育成の場と考えている。出稼ぎに来ている助っ人の多くは、二軍落ちはクビを宣告されたようなものだと思いがち。それをケアするのがうまい。エルドレッドを見ても、14年に本塁打王のタイトルを獲得するまで3年かかった。助っ人でも、脈があると見ればすぐに切らない。年俸を下げて再契約することもある」

 阪神の助っ人は「ダメならシーズン途中で戦力外」というケースが多い。今のままでは、今後も助っ人には恵まれなさそうである。

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