筒香、山口の去就も影響 ベイ初CS決定で年俸交渉“激化”へ
今季、開幕投手を務めチームトップの11勝を挙げる山口俊(29)も、年俸8000万円プラス出来高から、大幅に上げてもらいたいだろう。
「山口は7月半ばから20日間ほど故障で離脱したものの、5完投、3完封はリーグトップ。今季は国内FA権を取得し、巨人などが動向に関心を持っている。以前からメジャー志向もあり、来オフの海外FA権取得を見据えた綱引きも予想されます」(放送関係者)
DeNAはこれまでシビアな編成を行ってきた。12年球団創設時のメンバーは44人が退団し、残っているのは28人。半分以上の選手が入れ替わるとともに、年俸も他球団と比べて低く抑えられた。今季、中継ぎで59試合に登板する須田は成績不振もあったとはいえ、12年、14年オフの2度、減額制限に近い24%減でサインしている(ともに1700万円→1300万円)。
この日、ラミレス監督は「2位を目指して諦めずに戦いたい」と言っていた。2位ならCSは本拠地開催となり、億単位の臨時収入が得られる。少なからず年俸にも影響するだろう。
残り4試合で2位巨人とは2.5ゲーム差。辛酸をなめてきた選手たちは、最後の力を振り絞るに違いない。