5日前に恋人の妊娠発表…マーリンズのエース右腕が事故死
レギュラーシーズン終盤に入ったMLBに悲報である。
イチローの同僚でエース右腕のホセ・フェルナンデスが25日(日本時間26日)、ボート事故で死亡した。24歳だった。球団は同日のブレーブス戦の中止を発表。試合前に行われる予定だったイチローのメジャー通算3000安打達成セレモニーも延期された。
複数の米メディアによると、マーリンズの地元マイアミビーチ付近の会場で岩に衝突して転覆したボートが見つかり、3人の遺体が発見されたという。所持品から、そのうちの1人はフェルナンデスと判明した。
13年の新人王でメジャーを代表する右腕の早過ぎる死に米球界は悲しみに包まれた。マーリンズはフロント、首脳陣、全選手が揃って会見。ドン・マッティングリー監督は「彼の投球を見るのが毎回、楽しみでならなかった。投手としては、まだこれからという時に」と涙ながらに話した。MLBのマンフレッド・コミッショナーは「球界にとって、突然の事故死はショックであり悲劇です。彼の家族、マーリンズ、そして彼の人生にかかわった全ての人たちに、哀悼の意を表します」と緊急声明を発表した。