豪州記者が見たハリルJAPAN「変化の最中で混乱している」
ロシアW杯予選B組オーストラリア戦(11日)を1―1のドローで切り抜けた日本代表だが、1位サウジアラビア、2位オーストラリアの後塵を拝して3位。日本はロシア行きのチケットを獲得できるのか?サッカージャーナリストの元川悦子氏が、メルボルンで現地記者を直撃した――。
ミカエル・ルンチ(ザ・サンデー・モーニング・ヘラルド紙)
「前半は日本が、後半はオーストラリアが試合を支配した。ドロー決着は日本にとって悪くはなかった。アジアは日本、オーストラリア、予選A組の韓国がトップカントリー。A組のイランもグッドだ。B組は(日本が初戦で負けた)UAE、そしてサウジアラビアのレベルが上がり、日本は予選で苦労している。それでも、日本はロシアに行けるんじゃないかな」
ダニエル・プロッツマニ(スペイン語のラジオ局ラディオ・ラ・ファミリー)
「日本代表は世代交代と再構築の途中にある。ホンダ、カガワ、オカザキらが所属クラブで試合に出ていないが、高度な経験があるし、まだまだ日本代表では重要な役割を担っている。しかし、ハリルホジッチ監督は若い選手の台頭を期待し、彼らがチームに適応してくれることを願っていると思う。日本はW杯予選を突破すると思うが、最終予選を通して選手層を厚くしないといけない。多くの人がアギーレ前監督の方が良かったと言っているって? ワタシもそう思う。今の日本に必要なのは、自信なんじゃないかな。メンタル面の充実は重要だからね」