ア優勝決定戦の両チームを改革した“敏腕フロント”の手腕

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「現在のインディアンスの下地をつくったのはもちろん、ブルージェイズでも積極的にチーム改革に着手し、昨季途中にはロッキーズから強打の遊撃手トロイツキーをトレードで獲得し、非力ながら好守のピラーを中堅のレギュラーに起用するなどセンターラインを強化した。チーム失策数は2年連続88個で、今季はリーグで6番目に少ない数字です。就任早々、レイエス外野手を放出、FAのバーリー投手との再契約を見送るなど、力の衰えたベテランを容赦なく切る一方、昨季パイレーツの5番手投手だった左腕ハップを獲得して20勝させるなど、選手の見極めにもたけている」(スポーツライター・友成那智氏)

 ブルージェイズの今季開幕時の年俸総額は30球団中12位の1億3800万ドル(約143億円)。2億2200万ドル(約229億円)で最高額のヤンキースが同地区4位に終わっただけに、「費用対効果を考えたら優秀」とは友成氏だ。

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