日本ツアー賞金王ほしさ? 池田勇太WGC欠場に広がる憶測
前週の今季米ツアー2戦目で2位になり、世界ランク10位に入った松山英樹(24)。今週のWGC-HSBC選手権でも好調をキープしている。
イン発進の初日は、前半が5バーディー、2ボギー。折り返してから6番まで2バーディー、2ボギーと出入りの激しい内容でスコアを伸ばせなかった。ところが7番から怒涛の3連続バーディーを決めて6アンダーまで伸ばし、トップと2打差3位タイの好スタートを切った。
「パットが本当に良かったのでストレスなく回れた。ショットが良くなればチャンスが増える」(松山)
この大会の出場資格がありながら欠場したのが池田勇太(30)だ。
「のどから手が出るほど欲しい賞金王タイトルが近づいているから国内を留守にできないのでしょう。ゴルフ関係者にすれば、世界で活躍してほしいと願う一方で、国内大会にも出てほしいという気持ちもある。日本ゴルフツアー機構は『行け』とも『行くな』とも言えず、最終的に欠場は本人の意思です」(ツアー関係者)
池田は賞金王タイトルを手にしたことがない。石川遼は18歳の史上最年少で獲得しており、松山はルーキーイヤーの2013年に獲得した。そのコンプレックスがあるのだろう。それで池田は国内大会のマイナビABC選手権に出場したが、初日はイーブンパー47位タイと出遅れた。熱烈ファンのヤキモキは頂点に達しているかもしれない。