アジア初制覇のU19 東京五輪でブレークする選手は誰だ?
バーレーンで行われていたU─19(19歳以下)アジア選手権で日本代表が、30日の決勝でサウジアラビアを倒し、この世代のアジア王者のタイトルを初めて獲得した。
試合は前半途中までサウジのペース。それでも今大会3得点のエースFW小川(磐田)の右足シュート、京都橘高のFW岩崎のドリブル突破などで日本が主導権を握り始め、前後半と延長戦の120分を戦ってスコアレスに終わったが、その後のPK戦をきっちりと制して初優勝を飾った。
これで来年5月、韓国で行われるU─20W杯にアジア王者として出場するわけだが、U─20W杯への関心は今後、飛躍的に高まっていくだろう。2020年東京五輪に出場するU─23(23歳以下)日本代表の主軸の大半が、アジアU─19選手権を戦った選手の中から選ばれるからである。
■DF冨安と中山、FW小川と岩崎
現代表をガッチリ支えたのは、初戦から決勝までの6試合を無失点で切り抜けた守備陣だ。中でも、この日は福岡DF冨安と柏DF中山の正CB2人が、実に見事なコンビネーションプレーを披露。J1レギュラーとしての風格を漂わせた。