サウジに勝って再認識…本田圭佑は日本代表に必要ない?
Jリーグ開幕前から日本サッカーを取材しているスポーツライター・藤江直人氏は「本田がこれから先、日本代表に招集され続けるには条件があります。年明け1月に移籍市場が開いた時、必ずミランを離れて新天地に移籍し、試合に出ることで好パフォーマンスを維持することです」と言って、こう続ける。
「オマーン戦の前、本田が『試したいことがあります』と話していましたが、それは縦に早く攻める――というハリルホジッチ監督の基本戦術に従うのではなく、ボールをつないでペースを握る、局面に応じて攻撃に緩急を付ける――ことを本田は考えているのだろうと思いました。するとオマーン戦の前半42分、右サイドからドリブルすることで“絶妙な間合い”を取り、ボールを送ったMF清武経由でFW大迫のゴールが決まりました。ハリルホジッチ監督という“上司”の命令に従う選手が多い中、本田のように“良い意味で抵抗して意見をぶつけ合って”チームを強くしていこうと考える選手は、比較的におとなしい選手の多い日本代表には必要だと思います。いずれにしても、本田自身のパフォーマンスを上げるには、先発できるクラブに移籍することが大前提となります」