高校ラグビー 桐蔭学園“頭脳プレー”で関東勢の優勝なるか
高校ラグビーの4強が出揃った。
関東勢は東京(東京第1)が東海大仰星(大阪第1)に敗れ、桐蔭学園(神奈川)が常翔学園(大阪第2)を下して2年連続のベスト4進出を決めた。
桐蔭は2年連続の決勝進出をかけ、5日の準決勝で連覇を狙う東海大仰星と対戦する。高校ラグビーは11年大会(東福岡、桐蔭の両校優勝)を挟んで18大会連続で西日本勢が頂点に立っている。過去11年で4度も決勝で西日本勢の前に涙をのんできた桐蔭にとって、今大会は単独優勝を狙う絶好の機会だ。
同校OBで日本代表FBの松島幸太朗(23=サントリー)が「日頃の練習から頭を使っている」と話す通り、伝統の頭脳的プレーは健在。FW、BKとも小柄な選手が多いものの、相手の隙を突いて自陣からでも仕掛ける積極的な攻撃が持ち味。U-18日本代表候補のCTB斉藤大朗(3年)を中心とした突破力は大会屈指とされる。
東日本勢による単独優勝は98年大会の国学院久我山(東京)までさかのぼらなければならない。桐蔭は西日本の牙城を崩せるか。