強豪も助っ人頼み ラグビー代表資格見直しは日本に追い風
ラグビーナショナルチームの代表資格にメスが入りそうだ。
国際統括団体のワールドラグビー(WR)は16日(日本時間17日)、ロンドンで理事会を開き、現行の代表選手の資格条件の見直しを図る委員会の設置を決めた。来年1月にも検討作業に入る。
ラグビーは「出生地が当該国」「両親および祖父母のうち1人が当該国出身」「当該国に3年以上、継続して居住」の3つのうち、1つでも満たせば国・地域の代表資格が与えられる。代表入りの条件は他の競技に比べて緩い。
W杯では毎回のように、日本代表の外国出身選手の多さに批判が集まるが、助っ人補強をしているのは、何も日本だけではない。
前回15年のイングランド大会に純血チームで臨んだのは4強入りしたアルゼンチンのみ。ニュージーランド、豪州、南アの強豪ですら外国人選手が名を連ね、サモア(13人)、ウェールズ、トンガ(いずれも12人)は、日本よりも助っ人が多かった。
ウェールズは、イングランドの代表選考から漏れた選手を補強。フランスのように国内のクラブチームがスカウトしたアフリカ出身選手を代表入りさせたケースもあった。