ドラ1吉川尚にも“巨人の掟”…正二塁手への時間わずか1年

公開日: 更新日:

「二塁は永遠の補強ポイントといわれてきた。近年はクルーズの前にもゴンザレスやエドガーといった二塁手の外国人選手が定期的に在籍した。13年オフにはFAで片岡を獲得したがダメだった。昨年リーグ優勝した広島のように、センターラインを固めたいというのは球団の強い意向。現段階の由伸構想で吉川尚は『2番・二塁』。昨年はチーム全体で足が使えず、他球団から『各駅停車』と揶揄されたことから、50メートル5秒7の足にも期待がかかります」

 本人も「守備と足は自信がある」と腕をまくるが、いつまでも待ってくれないのが巨人というチームでもある。

「ドラ1の即戦力大学生ということで、ある程度ゲタを履かせてもらえて、優先的にチャンスがもらえる今季が勝負。仮にクルーズとのレギュラー争いに敗れるようなら、来オフは再び新顔の二塁手がやってくる可能性が高い。こちらもドラ1の岡本は2年を終え、三塁から外野の左翼に挑戦中。『出場機会を増やす』という大義名分のもと、15年のドラフト2位・重信も、外野手ながら二塁の練習もしている。彼らと同じ道をたどるはずです」(前出関係者)

 確実に二塁のレギュラーの座を掴んでおかないと、来オフには外野を含めた複数のポジションを練習するはめになる。それが巨人の掟である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭