ドラ1吉川尚にも“巨人の掟”…正二塁手への時間わずか1年
巨人のドラフト1位・吉川尚輝(21=中京学院大)が4日、岐阜・長良川河川敷にある「高橋尚子ロード」で自主トレを公開。シドニー五輪金メダリストのゆかりの地でランニングなどを行い、「気が引き締まった。日本一、世界一の選手を目指したい」と話した。
大学の先輩に広島・菊池がいる。二塁手で4年連続ゴールデングラブ賞を受賞し、侍ジャパンにも選出されている名手だが、2人の恩師でもある中京学院大・近藤監督は「大学時代は2人ともショート。守備は菊池より吉川の方が上」と断言する。菊池同様に吉川尚も巨人では二塁。2年目の助っ人クルーズとの競争になるが、新人には追い風が吹く。一軍枠「4」のところに支配下外国人選手が6人とあふれ返っているからだ。
緩慢プレーで懲罰二軍落ちし、大事なCSを欠場したクルーズは性格に難点があり、首脳陣はなるべくこの助っ人に頼りたくない。キャンプから吉川尚が順調にアピールできれば、正二塁手の筆頭候補といえる。
■現段階の由伸構想は「2番・二塁」
チーム関係者がこう言う。