由伸監督も配慮 G山口俊キャンプ二軍発進に“反面教師”
が、調整が「遅れる」ことは最後までなかった。焦りまくった結果、1年目の9月に肩痛を再発させて戦線離脱。巨人では9、3、6勝と2ケタ勝利に一度も届いていない。
そこへいくと、山口俊が2ケタ勝ったのは昨季のみ。それでも3年以上総額7億円の契約だ。大竹より、さらにプレッシャーがかかってもおかしくない。だからこその配慮なのだ。
「1年目から二軍でじっくりやっていい、好きに調整していいというのは、ある意味VIP待遇ということ。期待が大きい分、それなりの結果が求められる。春先は多少出遅れてもいい代わりに、肩痛を再発させないことと2ケタ勝利は最低限のノルマ。もしこれが達成できない場合、一気に立場は危うくなります」(チーム関係者)
巨人の「自由」には、それ相応の代償があることを肝に銘じるべきである。