「FA入団選手はどうしたって張り切る傾向がある。泣く泣く台湾代表を辞退することになった陽は、骨折していた右脇腹以外にも、ここ2年で右太もも、左手の骨折と、あちこち故障を重ねている。マシソン(カナダ)やクルーズ(メキシコ)のように、球団としてはWBCのために選手を各国へ送り出したい立場。球団が代表入りを止めたかはともかく、陽が何かしらの故障が心配される選手なのは確かです」(チーム関係者)
山口俊(29)も昨季終盤に痛めた右肩の状態を考慮され、キャンプ二軍スタートが決まっている。古傷再発の可能性が高まるFA1年目。陽の辞退は、糸井の二の舞いを心配する巨人が先手を打ったとみるのが自然である。