畑岡奈紗の米デビュー戦予選落ちに「戸惑い」とプロ解説

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【ピュアシルク・バハマLPGAクラシック】

 得意クラブは平均飛距離250ヤードのドライバーという畑岡奈紗(18)も、デビュー戦でそんな洗礼を浴びている。

 今大会はドライバーのロフトを1度立て、ランで飛距離を稼ぐ作戦で臨んだ。ところが、初日は平均飛距離244ヤード、フェアウエーキープは14ホール中8ホールと安定感を欠いた。同組のJ・クラッテン(31=仏)は175センチの大型プレーヤーで268・5ヤードも飛ばし、158センチと小柄な畑岡を20ヤード以上もオーバードライブした。また初日トップのB・リンシカム(31=米国)は266ヤードだった。

 小野寺誠プロがこう解説する。

「亜熱帯のバハマは日本の芝質と違い、フェアウエーが硬くランがよく出ます。ロフトが1度違うだけでランは20~30ヤードは期待できます。そこで畑岡が平均ドライバー飛距離よりも落ちているということはちょっと気になります。実はロフトを立てるということは、フェース面が立っているのでアドレス時にスッキリ見え、構えた時の安心感があるのです。反対にロフトが大きくなると、リーディングエッジまで見えてくる。調子がいい時には気になりませんが、調子が悪くなるとターゲットに合わせにくいなど不安になります。プロにとってロフトを立てるということは調子のバロメーターなのです。初日に6ホールでフェアウエーを外しているようではビッグスコアは出ない。いつも通りのマネジメントができず、戸惑っているのかもしれません」

 1アンダー、50位タイ発進の2日目は最終組で10番からスタート。5バーディー、5ボギーの73で回り、通算1アンダー80位と順位を落として予選落ちした。25位タイ発進の上原彩子(33)は68で回り通算8アンダー、17位タイに浮上した。

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