発熱で休養の大谷 右足首のケガより危ないWBCへの情熱
日本ハム・大谷翔平(22)が、いきなり離脱である。
29日(日本時間30日)、キャンプ地アリゾナ州ピオリアでの選手会合同自主トレ初日を発熱のため欠席した。現地入りした前夜に38度5分まで上がり、この日の朝には37度2分まで下がったそうだが、大事を取って宿舎で静養に努めた。
現地で2月1日から10日まで行われる1次キャンプでは大幅に調整が遅れるのは必至。これで、練習試合と紅白戦の計2試合予定される実戦マウンドも登板を回避する可能性が濃厚となった。
「まだ(ブルペンでも捕手を)立たせて投げているぐらいだと聞いているし……。今年のキャンプは短いからね」
とは吉井投手コーチだ。
大谷は昨秋の日本シリーズ初戦で一塁を駆け抜けた際、右足首を負傷。その影響か、現在も両足に張りがあるという。現時点でブルペンでも満足に投げられない投手が、2月上旬の実戦に登板するのは実際問題として不可能に近い。
もっとも、熱が下がれば練習は再開できる。両足も深刻なケガではなく、大谷は高校時代から右足首に捻挫グセがある。むしろ心配なのはケガの度合いより、精神面ではないか。