「ボールはボール」 大谷翔平はWBC球へ泰然自若の心構え

公開日: 更新日:

 日本のプロ野球選手がメジャー挑戦する際、必ずといっていいくらい話題に上るのがボールやマウンドの差異だ。

 例えばメジャー公認球は、プロ野球の統一球と比べて大きく滑りやすい。しっかりと握って投げる必要があるせいか、特に投手は前腕に負担がかかるといわれる。それが肩肘の故障につながるケースも中にはある。

 WBCの使用球はメジャー球とほぼ一緒。それなりの対処が必要なのは言うまでもないが、問題なのは米国仕様のボールやマウンドに向き合う姿勢ではないか。

 かつてヤンキースでプレーした井川慶は最後まで硬いマウンドに不満タラタラ、だから日本にいたときのようにチェンジアップが抜けないとコボしていた。レッドソックス時代の松坂大輔も、しきりに滑るボールや米国流の調整法をボヤいていた。

 しかし、ボールやマウンドにケチをつけても意味がないし、結果が出なかったときの言い訳にしか聞こえない。ボールや環境が変われば、ブーたれるより何より先にそれを受け入れ、どうすべきかを考えてしかるべき。それをしなかった井川は5年間でわずか2勝(3敗)。松坂はメジャー3年目以降、パッとしなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主