発熱で先発起用断念も 小久保監督はWBCで大谷どう使う?
先発は最初は1イニングを投げて肩の張り等をチェックし、次は3イニング……と、段階を踏んで調整する。実戦でいきなり長いイニングを投げられるわけではない。
■「先発大谷」で他の先発陣の調整に支障
これには小久保監督も、さぞ頭が痛いだろうが、こうなれば潔く「先発大谷」を諦めるしかないのではないか。WBCでの先発は「極めて難しい」とはいえ、投手起用は必ずしも不可能ではない。あくまで「先発大谷」にこだわれば、他の先発陣の調整にも支障が出る。最初からリリーフと決めていれば、リスクも回避できる。
あるいは野手専念、もしくはリリーフとの兼業か。「野手大谷」の実力は、折り紙付き。昨季22本塁打のパワーは言わずもがな。昨秋の強化試合では東京ドームの屋根に特大弾をぶち込み、メジャー関係者の度肝を抜いた。リリーフとしても、160キロを連投する大谷がベンチに待機していれば、心強いことこの上ない。
小久保監督は腹をくくるしかない。