記録&賞金狙うキプサング 東京マラソン後に政治家転身か
「気候とペースメーカーさえ良ければ、十分に狙える――」
26日号砲の東京マラソンで優勝候補筆頭であるウィルソン・キプサング(34=ケニア)が、同国のデニス・キプルト・キメットが持つ世界記録(2時間2分57秒)更新を宣言した。
24日に他の招待選手と共に会見したキプサングは、目標タイムを「2時間2分50秒」と明言。23日には今大会から変更になった新コースを下見したそうで「かなり平ら。鋭角な曲がり角もあるが、(世界記録を)更新できたとしてもサプライズではない」と自信たっぷりに話した。
前世界記録(2時間3分23秒=13年ベルリン)保持者のキプサングは、母国ケニアではホテルを経営する実業家でもあるが、3月で35回目の誕生日を迎えることで政治家になるための準備も進めている。
すでに政党「ジュビリー・アライアンス党」から候補者のひとりとして擁立を打診され、正式な推薦が得られ次第、国政選挙に立候補する。8月8日に行われる総選挙に向けて「経済発展、生活向上、スポーツ振興に貢献したい」と公約も掲げている。