元Jリーガー千代反田充さん ビールの営業マンに大転身
日本代表の清武弘嗣がスペイン・セビリアからセレッソ大阪へ戻り、中村俊輔が横浜F・マリノスからジュビロ磐田へ移籍するなど、話題の多いJリーグ。その一方で、静かにJリーグを去り、新天地で汗を流している元選手もいる。アルビレックス新潟などでDFとして活躍した千代反田充さん(36)だ。今、どうしているのか。
■引退したらサラリーマンになりたかった
千代反田さんに会ったのは、東京メトロ月島駅そばのカフェ。スーツ姿で現れた千代反田さん、「アサヒビール株式会社東京統括支社 東京支店課長補佐」の名刺を出してこう言った。
「去年4月に入社しました。仕事は弊社の商品を使っていただくための営業です。荒川区、足立区、北区、板橋区、文京区を担当しています」
会社帰りという千代反田さん。スーツを着て、深々と頭を下げて名刺を両手で差し出す姿は、フレッシュビジネスマンそのものだ。Jリーガーからサラリーマンに転身とは珍しいが……。
「ボクはみんなが選ばない方向に行きたいタイプなんです。父親が普通の会社員だというのも大きいかもしれません。サラリーマンって、バリバリ仕事ができるイメージがあって、現役のころから、引退したらなりたい気持ちがありました」