東京マラソン2時間3分台 キプサングは年間いくら稼ぐ?

公開日: 更新日:

 2月26日の東京マラソンは、事前の予想通り、前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(34=ケニア)が、国内最高の2時間3分58秒の走りで優勝した。5日号砲のびわ湖毎日には大物招待選手はいないが、キプサングが今ほど有名ではなかった2011年には、びわ湖毎日に出場。2時間6分13秒の時計で優勝している。

 マラソンレースに世界的なトップランナーを呼ぶには、相応の招待料を支払わなければならない。スポーツライターの高野祐太氏がこう言う。

「短距離のボルトは最低20万ドル(約2280万円)、マラソンのキプサングなら10万ドル(約1140万円)以上の招待料を受け取っていると聞いたことがある。商業的価値の高い選手が出場すれば、大会の注目度はアップします。世界のトップランナーになれば、スポーツ用具メーカーとも高額のスポンサー契約を結んでいる。今年の世界選手権(ロンドン)を最後に引退するボルトはかつて、契約メーカーの縛りから、自分で引退時期を決められないともいわれていました」

 キプサングは今回の東京マラソンで、契約メーカーのニューシューズで走った。A社との年間契約料は30万ドル(約3420万円)は下らないともっぱらで、そのほか、レース賞金(世界6大レースの優勝は約800万~1700万円)も手にする。6大レース(世界選手権や五輪含む)の順位に応じた得点の合計で争われるワールド・マラソン・メジャーズの勝者には、賞金50万ドル(約5700万円)も贈られる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に