J1序盤の台風の目に 川崎、横浜M、神戸“豹変”の今後
今季J1リーグも5日で第2節を終了。この日の川崎―鳥栖戦の注目は「FC東京に引き抜かれたFW大久保がいなくなっても、川崎は上位にとどまれるのか?」──。
川崎は前半7分、日本代表FW小林が2戦連続弾を決め、結局は1-1のドローに終わったとはいえ、勝ち点4の6位というのは、まずは上出来と言っていいだろう。サッカージャーナリストの六川亨氏がこう言う。
「司令塔MF中村憲、小林、背番号10の大島、新加入FWハイネル、韓国代表GKチョン・ソンリョンら主力が額面通りのプレーを見せれば、今後もJ1の上位争いを面白くしてくれる存在です」
オフに大黒柱MF中村俊輔が磐田に移籍。降格候補に挙げられていた横浜Mだが、開幕戦に続いて札幌戦(4日)でも、主軸FW斎藤が全3得点に絡む大活躍を見せ、ここまで首位キープと“俊輔ロス”の影響はないと見られる。
「FW斎藤は今、日本人ストライカーで一番キレキレの選手です。左サイドを主戦場にスピードに乗ったドリブル、高い決定力、秀逸なラストパスで今季も暴れまくるでしょう」(サッカー記者)