藤浪登板はわずか2イニング…阪神×侍J“相性最悪”の歴史
もうこりごりだろう。
阪神が送り出した藤浪晋太郎は、1次ラウンド中国戦の2番手として登板。2イニング、30球を投げて無失点に抑えたが、出番はこれだけ。金本監督は実戦不足を懸念しているそうだ。
思い起こせば、阪神の選手は日本代表と“相性”が良くない。06年大会は「世紀の大誤審」があった2次ラウンドの米国戦で藤川球児がA・ロドリゲスにサヨナラ打を浴びた。その藤川は、09年大会では1次、2次ラウンドは抑えを任されたが、準決勝、決勝はその座を抑え未経験のダルビッシュに奪われた。09年に出場した左腕の岩田稔も大会後に左肩を痛めていたことが発覚。公式戦初登板は6月まで延びた。
前回の13年大会では、鳥谷敬が球史に残る盗塁で脚光を浴びたものの、守備では慣れない二塁をやらされ戸惑うこともあった。ちなみに08年の北京五輪では新井貴浩が腰痛を抱えながら4番を打ち全試合に先発出場。当時の岡田監督は新井の腰を心配し、阪神から新井担当のトレーナーまで帯同させたが、帰国後に腰椎の疲労骨折と分かり激怒した。
阪神は“災い”をもたらす侍ジャパンには、二度と選手を派遣しないのではないか。