今季は二塁で出番増も 阪神・鳥谷は遊撃との“呼吸”が課題

公開日: 更新日:

 遊撃のレギュラー奪回を狙う鳥谷の「新居」が決まった。阪神は8日のオープン戦でロッテと対戦。「3番・二塁」でスタメン出場した鳥谷は2安打したが、守りでは2失策。「合わせられたバウンドだったのに」と悔やんだ。

 本職の遊撃は打撃好調の北條でほぼ決まり。今季の鳥谷は二塁での出番が多くなりそうだ。

 問題は「キーストーン・コンビ」(二塁手と遊撃手のコンビの名称)の呼吸。二塁手と遊撃手は、併殺の時に相手の動きをいちいち見ていない。二塁ベースが自分の右側にある二塁手は、一、二塁間の打球を捕る際、遊撃手が視界から消える。息の合ったコンビなら相手の動きやタイミングは体と頭が覚えている。二塁手は捕ったら素早く二塁ベース上に投げれば、遊撃手がドンピシャのタイミングで併殺を完了させる。かつて中日で「アライバ」といわれた荒木と井端のコンビがそうだった。

 金本監督はこの日の鳥谷について「(二塁と)遊撃は動きが全く逆になる。たくさんノックを受けてほしい」と言った。それ以上に、遊撃のポジションを奪われたライバルとの併殺練習も増やした方がよさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  2. 2

    柔道ウルフ・アロン「誤審」「不可解判定」「AI審判」「やらせ疑惑」をとことん語る

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    吉永小百合(10)「15歳年上のバツイチと、よく一緒になりましたね」会員限定記事

  1. 6

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  2. 7

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    柔道ウルフ・アロンが“弟分”斉藤立を語る「仏リネール選手はタツルに持たれることを恐れていた」

  5. 10

    石川佳純の争奪戦からフジテレビが脱落情報!五輪キャスター起用でアドバンテージあるはずが…